宝塚音楽学校で入学式 福岡出身・猪山さん、大地震に「とても心配」

[ 2016年4月16日 12:57 ]

宝塚音楽学校の入学式に出席した第104期生40人のタカラジェンヌの卵たち

 タカラジェンヌを育成する宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市、伊木常雄校長)で16日、約27倍の難関を突破した第104期生40人の入学式が開かれた。

 新入生は、真新しいグレーの制服に身を包み、男役は髪をリーゼントカットに短く、娘役は三つ編みにして颯爽と登場。それぞれ名前が読み上げられると「はい」と大きな声で返事をして立ち上がり、背筋をピンと伸ばした。伊木常雄校長は「夢の実現への第一歩が始まったばかりです。精進してほしい」と祝辞を述べた。
 
 新入生を代表して神奈川県出身の吉村里紗さんが「清く、正しく、美しくの教えを守り、立派な舞台人になれるよう賢明に努力いたします」とあいさつした。また、大地震に見舞われた福岡県出身の猪山空さんは「家族、友人は無事です。でも、今まで応援して下さった人がいるのでとても心配です」と話した。
 
 新入生は15~18歳で、14都道府県から集まった40人。女優・天海祐希(48)と同期で同じ月組で活躍した元男役・鷹悠貴(たか・ゆうき)さんの娘・山口真由さんや、星組期待の娘役・綺咲愛里(きさき・あいり)の妹・三徳美沙子さんらが入学。2年間、厳しいレッスンを積んで、宝塚歌劇団の舞台を目指す。

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