高橋みなみ 青春ささげた劇場に別れ…写真外し“たかみなが死んだ”

[ 2016年4月9日 05:30 ]

卒業公演を終え、劇場内に飾られていた自身の顔写真を取り外した高橋みなみ(C)AKS

 AKB48の高橋みなみ(25)が8日、東京・秋葉原の専用劇場で卒業公演を行った。劇場オープンの2005年12月8日にデビューしてから10年4カ月。キャプテン、グループ総監督を歴任し、秋元康氏(57)が「AKBとは高橋みなみのことである」と語った精神的支柱がついにラストステージを終えた。終演後の会見で高橋は「“たかみなが死んだ”と思った」と語った。

 公演後、劇場に飾られた自身の写真を取り外す卒業生恒例のセレモニーが行われた。その後の会見で高橋は「あの写真がマジックテープで止められていたのをきょう初めて知ってびっくりした」と笑いながら「写真を外した時“たかみなが死んだ”と思いました」と、今後は“歌手・高橋みなみ”として生きていく決意を明かした。

 公演のオープニングは1人で登場し、インディーズデビュー曲「桜の花びらたち」をアカペラでしっとりと歌い上げると、目から涙をあふれさせた。「一分一秒たりとも、(ステージに)いない時間が嫌なので全部出る」と計20曲すべてに出演。指原莉乃(23)柏木由紀(24)ら出演メンバー一人一人との思い出をかみしめるように歌い続けた。

 客席の250人に対しての最後のあいさつでは「やり残したことはなくなりました。やり切りました」と断言。出演メンバー全員に「ついてきてくれてありがとう」と深々と一礼した。

 グループ総監督を引き継いだ横山由依(23)らを傍らに「未来をメンバーに託して私自身は前に進みたい」と笑顔を見せた。最後はステージの床を名残惜しそうにぽんぽんと叩き、青春をささげた劇場を後にした。

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