高橋大輔 ダンスショー挑戦に不安も「2週間でダンサーになります」

[ 2016年4月6日 15:19 ]

木下グループPresents「LOVE ON THE FLOOR」制作発表記者会見に登壇し、笑顔を見せる高橋大輔

 元フィギュアスケート選手でバンクーバー五輪男子シングル銅メダリストで10年世界選手権金メダリストの高橋大輔(30)が6日、都内で行われた自身が出演するダンスショー「LOVE ON THE FLOOR」の制作発表記者会見に出席し、意気込みを語った。

 ゲストダンサーとして参加する高橋はオファーを受けた時の印象について「1番最初はすごく面白そうだと、フィギュアスケーターが氷を上がっても表現する場があるんだなと思った」としながらも「その時は準備ができていなかった。この公演にやるにあたり、結構前からお話があって最初はやんわり断っていたんです」と苦笑した。

 その後もオファーが継続したことで出演を決意したといい、「現役が終わってしまって、新しいキャリアとして賭けでもあるが、いい挑戦かなと思って受けさせていただいた。1人でのダンスは慣れているが、パートナーを組んでやるのは今までしたことがない。フロアで憧れのスケーターとステージを作り上げることができるのが人生の思い出になる。次のキャリアにつながるように成功できれば。スケーターとして新しい次のキャリアを証明できたら」。現在の心境について「まだ不安が強い」としながらも「練習して、これから期待に変えていきます。頑張ります」と意気込んだ。

 ダンス経験は「趣味程度」だという高橋。演出のシェリル・バーク氏からは「(稽古の)2週間でダンサーに仕上げる」とのメッセージが寄せられ、「結構なプレッシャーをかけてくるなと」と苦笑。「やれると思うから言ってくれていると思う。それを信じて2週間で精いっぱいやって、期待に応えられるようにやるしかない。先輩の背中を見ながら2週間でダンサーになります!」と気合を入れた。

 共演者からも「凄く期待している」とエールを送られると「やめてよ!」と赤面。「現役時代から自信はあまりなかった。いつもどおり、あまり自信がない自分がいるのがいいのかなと思う。大輔やるじゃん!って言ってもらえたら、次が見てみたいというパフォーマンスができればいい」と笑顔を浮かべた。今後、ダンサー転身の可能性については「しないと思う。やはりスケートをしながら。でも、今回成功して、もし評価する声が多ければ可能性は広がると思うので、表現する場は求める価値はあるとは思う。でも、僕はダンスが好きなので(評価されることは)嬉しい」と答えた。

 同公演は“ときめき”“情熱”“とまどい”“嫉妬”といった「愛」という人間の普遍的感情を肉体のパフォーマンスのみで表現する世界初のダンスパフォーマンスショー。トップダンサーのシェリル・バーク氏が主演・演出を務め、高橋をはじめ、ソチ五輪アイスダンス金メダリストのメリル・デイヴィス(29)とチャーリー・ホワイト(28)、アルベールビル五輪女子シングル金メダリストのクリスティ・ヤマグチ(44)らトップフィギュアスケーターたちと舞台上で共演する。東京・渋谷シアターオーブで6月30日から。

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