1月期 視聴率と満足度がかい離 「お義父さん…」に視聴者満足

[ 2016年3月31日 14:30 ]

「お義父さんと呼ばせて」の渡部篤郎(左)と遠藤憲一(C)カンテレ

 1月スタートの連続ドラマが終了した。視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)では草なぎ剛主演の「スペシャリスト」(テレビ朝日)が唯一全話を通して2桁視聴率を維持してトップ。続いて亀梨和也主演の「怪盗 山猫」(日本テレビ)が期間平均2桁に乗せた以外はすべて期間平均1桁という、いささか寂しいクールとなってしまった。

 視聴率はテレビドラマの人気をはかる上で一つのバロメーターとなるが、一方で視聴者はどのように見ていたかというのも興味があるところだ。データニュース社(東京)が行なっているテレビ視聴アンケート「テレビウォッチャー」(調査対象3000人)によると、視聴者の満足度トップは遠藤憲一、渡部篤郎主演の「お義父さんと呼ばせて」(フジテレビ)で3・93(5段階評価、高満足度基準3・7)、続いて広末涼子・内田有紀主演の「ナオミとカナコ」(フジテレビ)が3・92と、1月クールのドラマの視聴率ではそれぞれ10位と9位だったものの、視聴者の心はつかんだといえそうで「視聴率」と「満足度」がかい離する結果となった。

 2015年を振り返ると、1月期満足度トップだった「銭の戦争」(フジテレビ、満足度4・03)は視聴率では3位、4月期「天皇の料理番」(TBS、同・15)、7月期「花咲舞が黙ってない」(日本テレビ、4・00)、10月期「下町ロケット」(TBS、4・23)はいずれも満足度・視聴率ともにトップと、これまでは視聴率と満足度がリンクするケースがほとんどだった。16年の傾向をここで判断するにはまだ早いが、多くのドラマが録画視聴へとシフトしたのか、リアルタイム視聴へはつながらなかった。

 特にテレビドラマは、録画機器の向上や動画配信サービスの充実から、満足できる作品だからといって視聴率=リアルタイム視聴には反映しない時代となったといえる。「下町ロケット」を例に取れば「次回が待ち遠しい」という反響が少なからずあった。録画する前に見たい、という気持ちに視聴者を導くことができるかどうか。16年は各局ともそこが大きなポイントの1つになりそうだ。

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