マンガ大賞2016大賞は野田サトル氏の「ゴールデンカムイ」

[ 2016年3月29日 15:18 ]

 マンガ大賞2016授賞式が29日行われ、大賞には野田サトル氏の「ゴールデンカムイ」が選ばれた。

 「ゴールデンカムイ」は週刊ヤングジャンプ(集英社)で2014年から連載中。舞台は激動の明治後期の極寒地・北海道。日露戦争の死線を生き抜いた「不死身の杉元」という異名を持った元軍人・杉元が、ある目的の為に大金を欲する。ゴールドラッシュに湧く北海道を目指した杉元を待っていたのは、網走監獄の死刑囚らが隠した莫大な埋蔵金への手掛かりだった。杉元はアイヌ民族の少女アシリパとともに警察や軍隊ら競合者の追跡をかわしながら埋蔵金の手掛かりを追い求める…というストーリー。

 綿密な取材、そしてアイヌ語研究者の中川裕氏に作中のアイヌ語監修を務めてもらうなど、アイヌ民族の文化などを丁寧な描写で紹介しており、アイヌ民族と開発途上の北海道史を垣間見ることができると高い評価を得ている。

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2016年3月29日のニュース