テレ朝社長「報ステ」ショーン氏降板を謝罪「疑わしい点見抜けなかった」

[ 2016年3月29日 14:57 ]

ショーン・マクアードル川上氏

 テレビ朝日の定例会見が29日、東京・六本木の同局で行われ、吉田慎一社長(66)が同局の報道番組「報道ステーション」の水曜コメンテーターを務めていた経営コンサルタントのショーン・マクアードル川上氏(48)の学歴詐称騒動について言及。視聴者に謝罪した。

 吉田社長は「経歴に関しては本人サイドから聞いていたが、今回の事態を受けて途中で番組は降りることになった。当社としては経歴などの疑わしい点を見抜けなかったという点では謙虚に反省していかないといけない」と反省の言葉。「我々としてはご本人からも直接、経歴等に不適切な表記があったと説明は受けた」とショーン氏から直接の謝罪があったことを明かし、「視聴者からのお叱りも受けている。いずれにしても、経歴に疑惑を持たれるような人物を出演させたということには、視聴者の信頼に大きく関係する事態ですので、大変申し訳ないと思っています」と謝罪した。再発防止策として昨年発足したコメンテーター室の機能の強化を挙げた。

 ショーン氏の学歴詐称は16日発売の「週刊文春」の報道で発覚。ショーン氏は発売前の15日に自身の公式サイトを更新し、学歴詐称を認めて謝罪した上で、「報道ステーション」を含むテレビ、ラジオなど計6番組の出演を辞退し、今後の活動を自粛する意向を示していた。16日の放送で、同番組の古舘伊知郎キャスター(61)が視聴者へ向けて「深くおわびします」と謝罪し、番組で正式に「降板」が伝えられた。

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2016年3月29日のニュース