たけし 新CM発表会で「ワンダ、このやろう」に…「恥ずかしいよ」

[ 2016年3月27日 16:03 ]

缶コーヒー「WONDA」新CM発表会に登場したビートたけし

 ビートたけし(69)がアサヒ飲料の缶コーヒー「WONDA」の2016年キャンペーンキャラクターに決まり27日、都内で行われた戦略発表会にCMで共演した劇団ひとり(39)、「ハライチ」の澤部佑(29)とともに出席した。

 当初は、たけしがスケジュールの都合で欠席という設定で、ひとりと澤部がトークを展開。2人がたけしに対して批判的なコメントをすると、「ワンダ、このやろう」というセリフとともにたけしが登場するコントを繰り広げ、「さっきまで裏で話していたのに、企画通りにやっている俺が恥ずかしいよ」と自ちょう気味に話した。

 キャンペーンのスローガンは「がんばる父は、エライのだ」で、缶コーヒーのヘビーユーザー層である30~40代への訴求を図る。ひとりは今年7月、澤部が4月に第二子が誕生予定とあって、「子供ができてから責任感が出て、多額の生命保険に入った。具体的な額は嫁さん(大沢あかね)に命を狙われるのでいいません」(ひとり)、「家族のためなら、どんな汚いことをしても金を稼ぐ」(澤部)とうそぶいた。

 だが、たけしは「ウチの子なんか、初めて会った時が“あっ、たけしだ”だからね。ウチにたけしがいるんだぜって見せて友達から50円ずつ取っていた」と2人の上をいく爆笑エピソードを披露。そして、「お父さんが帰ってきた時に、わざとらしい感謝じゃなく、何げなくコーヒーを出した瞬間に泣いちゃうはず。そういうインチキくささでも、しょせんオヤジはだまされるから」と毒舌交じりに商品をPRした。

 CMでの後輩芸人2人との共演には、「お笑いの人はコントもやる総合芸だから、基本的に器用」と評価。かつて、ラジオで「いくら高倉健さんでも、漫才はできないだろう。俺は役者でも何でもやるぜ」と話したのを健さんが聞いていたエピソードを明かし、「健さんがその気になって、翌日、田中邦衛さんに電話して喫茶店でネタの打ち合わせをしたんだけれど、2人とも無口だから2時間でギャグのひとつもできなかった」と懐かしそうに話していた。

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