テレ朝“朝の顔”宇賀なつみアナ 愛される「自然体」の魅力

[ 2016年3月22日 08:00 ]

お茶の間にさわやかな朝を届ける宇賀なつみアナ
Photo By スポニチ

 テレビ朝日の宇賀なつみアナウンサー(29)が「朝の顔」として人気だ。親しみやすく男女ともに愛されるキャラクター。小6の時に既に1メートル61あった身長は成人して1メートル64で止まったが、高校時代に応援団も経験した個性の豊かさは無限大に広がる。その魅力の源の「自然体」と「好奇心」に迫った。

 包み隠すことのない率直な言葉が新鮮だった。

 「気持ちが悪くて“オエ~!”って感じでした」

 今から7年前のテレビ朝日入社式当日の思い出を語った時だ。その日の夜、新入社員初日にもかかわらず、局の看板番組「報道ステーション」にお天気キャスターとして出演した。

 「私もびっくりしました。スタジオの古舘(伊知郎)さんに呼ばれるのを屋外で待っていたんですが、あの日は凄く天気が悪くて原稿が雨でにじんでました。緊張し過ぎて気持ち悪くなって“吐きそう!吐きそう!!”と思ってました。本番中のことは全く覚えてないんです。ただ、吐かないでちゃんとやるんだという気持ちだけで乗り切りました」

 女子アナにありそうな飾り気を一切感じさせない。その自然体はアシスタントとしてレギュラー出演している「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜、前8・00)でも発揮されている。さまざまな物事に対するリアクションに嫌みがなく、見ていて心地よい。

 「以前は考え過ぎてたんです。“これは深刻なニュースだから表情を抑えよう”とか“これはスポーツだから大げさなくらい元気に伝えよう”とか。テレビ用にちゃんとしなきゃいけないという気持ちが強過ぎました。だけど、ここ1、2年ですかね。自然体でいようと思うようになりました。自分の自然な部分を見せることが、いい空気をつくることもあります」

 番組好調の要因として羽鳥キャスターとのコンビワークの良さがある。小寺敦チーフプロデューサーは「宇賀アナは“出過ぎず引き過ぎず”が非常に上手」と指摘する。

 「“出過ぎず引き過ぎず”はいろんな方から言われるんですが、考えてやっているわけではありません。正直“きょうはしゃべらな過ぎた”と思うこともあるし“きょうは口を挟み過ぎた”と思うこともあります。自分では毎日失敗したと思っているんですけど、皆さんは連日見てくれて総合的に考えてくれているんでしょうね」

続きを表示

この記事のフォト

2016年3月22日のニュース