松方弘樹、内視鏡で脳検査へ…CTやMRIでは「難しい場所に腫瘍」

[ 2016年2月25日 05:30 ]

25日に内視鏡検査を受けることになった松方弘樹

 脳腫瘍の疑いで長期療養に入ることになった俳優の松方弘樹(73)が、25日に入院先の都内の病院で脳に内視鏡を入れる検査を受けることになった。

 脳腫瘍の検査は通常、コンピューター断層撮影(CT)や磁気共鳴画像装置(MRI)などの画像検査で行われる。松方の主演舞台を主催している「夢グループ」によると「通常の検査をするには難しい場所に腫瘍があるようだ」という。詳しい病状については「内視鏡検査の結果、腫瘍が良性か悪性か判明してから公表する」としている。

 松方は24日、翌日の内視鏡検査のための予備検診を受けた。シャワーを浴びたり、食事を取ったりもしたという。

 東京脳神経センター理事長の松井孝嘉氏は、脳の内視鏡検査について「ここ数年で使われるようになった処置。普通は画像診断で大体のことが分かるのであまり行われない」と異例であることを指摘。松方の病状については「内視鏡を入れるからといって深刻な状況というわけではない」としたが、「視神経や脳幹など、主要な器官のすぐ近くに悪性腫瘍が見つかるようなら、(除去は)難しい手術になる可能性はある」と話した。

 松方の脳腫瘍の疑いについては、夢グループが23日に発表。3月1日から6月8日まで45公演を行う予定だったコンサートを降板、6月から公演を行う予定だった舞台「遠山の金さんと女ねずみ」の中止を報告した。

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