信じられなかったメッシの“復活” 水分摂取で尿道結石を防ごう

[ 2016年2月6日 09:00 ]

 昨年12月、サッカーのクラブW杯の決勝が横浜・日産スタジアムであり、欧州代表のバルセロナ(スペイン)が南米代表のリバープレート(アルゼンチン)を3―0で下して4年ぶり3度目の優勝を遂げた。バルセロナの先制点を挙げたメッシは準決勝を腎臓結石で欠場。腹痛に苦しんでいただけにエンリケ監督は「出場できないと思っていた」と話していたが、当時から同じ病を抱えていた記者も同じ気持ちだった。

 結石は、尿に含まれる成分が結晶化し、時間をかけて石のような塊になったもの。主に腎臓で作られ、尿管や膀胱(ぼうこう)、尿道へと運ばれる。一般的に「尿路結石」と呼ばれることが多いが、見つかった部位ごとに「腎臓結石」「尿道結石」などともいう。

 昔から「七転八倒の苦しみ」と言われ、海外でも「キング・オブ・ペイン(痛みの王様)」と呼ばれるほどの激痛が突然、腰や脇腹を襲う。自らの経験でいうと、血尿を伴うこともあり、とにかく痛い。全く動けなくなってしまうだけにメッシの“復活”は信じられなかった。

 専門家によると、男性に多く、女性の約2・5倍であり、罹患(りかん)年齢は30~60代と幅が広い。再発を繰り返す人も少なくない。記者も10年ぶりに発症した。原因は臓器の変形など解剖学的なもの、内服薬によるもの、ストレスによるものなど指摘されているが、一番の原因は高カルシウム尿症や高尿酸尿症などの代謝異常といい、アルコールの摂取で脱水になると発症の危険が増すという。

 治療は、結石の大きさによって変わる。直径10ミリ以下なら経過観察か、排出を促す薬や利尿剤の投与、10ミリ以上なら体の外から衝撃波を当てたり、尿道から内視鏡を入れてレーザーを照射したりして砕く手術。11ミリと9ミリの結石が尿管にあった記者は投薬で約2カ月かけて自然排石させたが、いつ痛くなるか分からず“時限爆弾”を持っている気持ちだった。

 防ぐにはどうしたらいいか。水分摂取で効率的に予防することができ、「そんな痛みを味わいたくない」という人は、とにかく水分をしっかりと取ること。アルコールを摂取する場合は基本的に脱水になるので、お水を一緒に注文するなど十分な水分を一緒に取ることを忘れないでほしい。

 また、注意すべきは夜間だ。睡眠中は尿がたまり、汗で水分も失われるため、結石ができやすい環境になる。食べ物に含まれる結石成分は、食べてから2~4時間後に尿とともに排出されるとされているだけに、「あの痛みをもう2度と経験したくない」と思う記者は食事から寝るまでに4時間以上は空けている。どんでもない痛みだから、ぜひ、皆さんも気をつけてほしい。

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