羽生仙台藩主役で映画デビュー!まげ姿に主演の阿部サダヲ「キレイ」

[ 2016年2月4日 05:30 ]

殿様役を演じる羽生結弦(c)2016「殿、利息でござる!」制作委員会

 フィギュアスケーターの羽生結弦(21)が映画「殿、利息でござる!」(監督中村義洋、5月14日公開)でスクリーンデビューすることになった。役柄は仙台藩藩主・伊達重村。氷上のプリンスが見目麗しいちょんまげの殿様に変身した姿は、話題を呼びそうだ。

 羽生はこれまで、映画をはじめとした俳優の経験はなかったが、今回、物語の舞台が地元の仙台だったことで「故郷のためなら」と挑戦を決断した。

 昨年夏に行われた撮影では、出演シーンは少ないながらも殿様役を披露。何も知らされていなかった主演の阿部サダヲ(45)らキャストやスタッフは、目の前に本物の殿様が現れたような驚きぶりだったという。

 羽生は「お芝居はスケートとは違って振りがなく、言葉を使い、セリフに合わせて動かなければならないのでとても難しく、撮影現場では緊張してしまいました」と振り返り、「殿様として、威風堂々とした姿と優しさを兼ね合わせるそのギャップを、自分なりに表現できればと思い一生懸命やりました」と語っている。

 阿部は「本来、殿様を庶民が見てたら“頭が高い”と言われるんでしょうけど、もう、ずっと笑顔で見つめてしまいました。キレイでした(笑い)」と美しさにうっとり。中村監督も「本当にとんでもない人をキャスティングしてしまったもんだよなあと、僕ら自身もいまだにおののいている次第です」と話している。

 物語は、「武士の家計簿」などで知られる磯田道史氏の短編「穀田屋十三郎」が原作。江戸時代中期の仙台藩を舞台に、宿場町を守るため庶民たちが奮闘する姿を描く。ほかに瑛太(33)妻夫木聡(35)らが出演。

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2016年2月4日のニュース