「鑑定団」視聴率上昇14・1% 石坂“発言カット”に注目

[ 2016年2月3日 10:00 ]

石坂浩二

 俳優の石坂浩二(74)が3月いっぱいで司会を降板するテレビ東京「開運!なんでも鑑定団」(火曜後8・54)が2日に放送され、平均14・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と高視聴率をマークしたことが3日、分かった。

 “降板騒動”が発覚し、1月30日の降板発表以来、初のオンエア。先週1月26日の13・7%から0・4ポイント上昇した。今年に入り、1月5日=9・7%、12日=9・9%、19日=11・7%、26日=13・7%と推移し、最高の数字。同時間帯の前4週平均11・3%からも2・8ポイント上昇。石坂の“発言カット”が話題になっており、それを確認するために注目が集まったとみられる。

 同時間帯の横並びも、日本テレビ「幸せ!ボンビーガール」(後9・00)が13・4%、テレビ朝日「ロンドンハーツ」(後9・00)が8・0%、TBS「マツコの知らない世界」(後9・00)が11・8%、フジテレビ「潜入!ウワサの大家族」(後9・00)が3・2%。「鑑定団」が横並びトップだった。

 ここ2年ほど番組内で石坂の発言シーンがほとんどなく、視聴者から不思議がる声が上がっていた。石坂は自身の発言が編集でカットされていることについて、スポニチ本紙の取材に、放送を見て「ずっと(おかしいと)言ってました」とし「この番組は公開(収録)ですから」と観客も石坂が発言していることは知っているとした。

 発言がカットされることが分かっているため、収録冒頭には「(司会の)今田(耕司)君と2人で好き勝手なことを言って“どうせこれは放送されない”と年中言っていた」と明かした。「安心してましたよ。何を言っても大丈夫だから」と付け加えた。

 2日のオンエアも、オープニングの「こんばんは」と、今田に相づちを打つように「ははは」と笑った時の2回だけだった。

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2016年2月3日のニュース