鈴木亮平、王様役について吉田鋼太郎と相談も宮本氏から「忘れて」

[ 2016年1月28日 16:28 ]

舞台「ライ王のテラス」制作発表記者会見に出席した鈴木亮平

 俳優の鈴木亮平(32)が28日、都内で行われた舞台「ライ王のテラス」(3月4日~17日、赤坂ACTシアター)の制作発表記者会見に、演出家の宮本亜門氏(58)らとともに出席した。

 カンボジア最強の王として現在も語り継がれるジャヤ・ヴァルマン七世が、夢と希望を託し「ライ王のテラス」を造営していく雄大なロマンを、アンコール王朝の衰亡を背景に描いた三島由紀夫の最後の戯曲を舞台化した同作で、主演を務める鈴木は開口一番「今回は本気です。今までの作品も本気でしたが、今回は一番本気です」と力強く語り、「クリアしなければならないハードルが多すぎて、今はとても本気です。肉体と精神を高めて、かつ世界遺産が大好きなので、アンコール寺院を創り上げた王様に負けない熱量で臨みたいと思っています。僕は負けず嫌いなので、アンコール遺跡とさえ勝負しようと思っています」と意気込んだ。

 また、「日本の王様すらやったことがない僕が、カンボジアの王様をできるのだろうか」と不安を抱いていた鈴木は、数々の王様役を演じた経験を持つ吉田鋼太郎(57)に相談したそうで「『王様をやる上で一番大切なことはなんですか?』と聞いたら『大きい声で!』と言われましたので大きい声を出すことと、『いつでも誰にでもお前死刑』って言えることと言われ、そういうマインドなんだなと忘れないようにしたいと思います」と明かしたが、それを聞いていた宮本氏から「忘れてください(笑)。お願いします」と吉田鋼太郎理論は忘れるようお願いされ、会場を沸かせる一幕もあった。

 さらに、TBS系ドラマ「天皇の料理番」では病に侵された役のために痩せ、映画「俺物語!!」ではキャラクターに合わせて太るなど、都度、役に合わせて体を作る鈴木は、今回「三島さんがいろんな形容詞で肉体を褒めちぎる役なので、それに見合う肉体を創り上げなければならない」と決意し、「舞台なので全身を見られるので、バランスですね。全体で見てカンボジアの王様に見えることと、美しいと言っていただけるようにしたいですね」語った。

 そんな鈴木について宮本氏は「今、(鈴木が)楽屋でササミのみを食っていた。味付けなしでササミだけ。僕も糖尿病予備軍と言われてササミを食べているんですが(笑)」と明かして笑いを誘った。このほか、同会見には倉科カナ(28)、中村中(30)、吉沢亮(21)、大野いと(20)、神保悟志(53)、鳳蘭(70)も出席した。

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