土屋アンナW勝訴 舞台中止訴訟&歌で名誉棄損

[ 2016年1月26日 05:30 ]

地裁判決を受け会見した土屋アンナ

 歌手でモデルの土屋アンナ(31)が主演舞台の稽古に参加しなかったため、公演が中止になったとして、監督の甲斐智陽氏(本名・高橋茂、64)が土屋に損害賠償を求めた裁判で東京地裁は25日、甲斐氏の訴えを全面的に退ける判決を言い渡した。土屋側が、甲斐氏が動画投稿サイトで公開した歌で名誉を傷つけられたとして損害賠償を求めた裁判でも、名誉毀損(きそん)を認めた。土屋のダブル勝訴となり、甲斐氏は控訴する意向を示した。

 原克也裁判長は舞台「誓い~奇跡のシンガー」が13年7月に中止になった原因を「甲斐氏の準備不足」と指摘。「土屋が稽古に参加したとしても、舞台をそのまま適法に上演することは法律上も事実上も困難だった」と、土屋側に責任はないと判断した。

 甲斐氏が土屋に対し、「(土屋が)稽古を無断で休んだため、公演が中止になった」などとして、約3000万円の賠償を求めた民事訴訟。

 土屋の勝訴の決め手となったのは、複数の舞台関係者らが地裁に提出した陳述書だった。本紙は、そのうちの一人の女性スタッフの告白を13年8月5日付で掲載。舞台の原案となった車いすシンガー濱田朝美さん(34)の著書やCDについて、女性は「甲斐監督は読んでいないし、聞いていないはず」と証言し、「当初から疑念を持った」としている。

 この女性のほかにも、同舞台の現場プロデューサーや舞台スタッフ、共演者らも陳述書を提出。舞台の準備から稽古に至るまでの甲斐氏の不可解な言動を詳細かつ生々しく明かしていた。

 13年10月に始まった裁判で、甲斐氏が自分個人の主張を繰り返したのに対し、土屋側は第三者である舞台関係者の証言を得ることで主張に説得力を持たせていった。

 地裁はさらに「甲斐氏が濱田さんの承諾を得ていない」とする土屋側の主張も支持し、甲斐氏の「権利関係のずさんな管理」が舞台中止の一因だと指摘。舞台現場の生の声とともに、原案者の叫びも判決に反映された。

 一方、甲斐氏の歌「ANNA」で土屋が1100万円を求めた損害賠償請求訴訟の判決も言い渡された。原裁判長は「社会的耳目を集める中で公開し、土屋を指すものと理解する」と甲斐氏に33万円を支払うよう命じた。

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