中尾明慶が小説家デビュー さんまも絶賛!異例の推薦文「面白い」

[ 2016年1月22日 06:31 ]

22日発売の「陽性」で小説家デビューする中尾明慶

 俳優の中尾明慶(27)が小説家デビューする。女性アイドルを主人公にしたミステリーで、処女作の書き下ろし長編「陽性」は22日、双葉社から発売される。執筆開始から約1年3カ月。「ただの若造ですから偉そうなことは書けませんが、死を恐ろしく身近に感じる今、命の重さを発信したくて書きました」と話している。

 小説を書き始めたきっかけは、戦争を題材にした作品に続けて出演したこと。ショートムービーで脚本を書いた経験があり、もともと読書好きでもあることから、新しい表現手法に挑戦することを決意した。舞台出演の合間に執筆を続け、出版社から10回以上も書き直しを指示され推敲(すいこう)。仕上げの時期が昨年12月に上演された名作舞台「熱海殺人事件」の稽古と重なるハードスケジュールを乗り切り、完成させた。

 帯の推薦文は明石家さんま(60)が書いた。「陽性」を担当し、過去数多くの話題作を手がけた双葉社の渡辺拓滋氏によると「さんまさんが出版物の帯書きをしたのは記憶にない」という。

 昨年夏の舞台「七人ぐらいの兵士」で共演したほか、中尾の舞台に積極的に足を運び助言する間柄。昨年10月ごろに、ほぼ完成した原稿を受け取ったさんまは約2週間後に中尾を食事に誘い「なかなかやるやないか」と言葉をかけたという。さんまは推薦文で「まさかの面白い!と思ってるのは、私だけ!?」とおどけつつ絶賛している。

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