岸井成格さん「NEWS23」アンカー降板 TBSと新たな契約

[ 2016年1月15日 16:39 ]

「NEWS23」のアンカーを3月末で降板することになった岸井成格氏

 TBSは15日、毎日新聞社特別編集委員の岸井成格さん(71)が報道番組「NEWS23」のアンカーを3月末で降板し、新たに岸井さんと同局専属のスペシャルコメンテーターとして契約を結ぶと発表した。

 TBSによると、「NEWS23」は4月以降、内容を刷新する。岸井さんは同番組を含むTBSのさまざまな報道・情報番組に随時出演し、ニュース解説や論評を行う。「サンデーモーニング」には引き続きレギュラー出演する。

 報道番組をめぐっては、テレビ朝日「報道ステーション」のメーンキャスター古舘伊知郎さん(61)が3月末で降板。NHKも「クローズアップ現代」のキャスター国谷裕子さん(58)の降板を検討している。テレビ報道の顔触れが様変わりすることになりそうだ。

 岸井さんは1967年に毎日新聞社入社。政治部長や論説委員長、主筆を歴任し、2013年4月から「NEWS23」のアンカーを務めていた。

 岸井さんは「スペシャルコメンテーターとして報道の第一線で発信を続けていくことになった。責任・使命の重さを自覚し、決意を新たにしている」とコメントした。

 「NEWS23」では昨年9月、岸井さんが安全保障関連法案に対し「廃案に向けて声をずっと上げ続けるべきだ」と発言。「放送法遵守を求める視聴者の会」が、「政治的に公平であること」を定めた放送法に違反すると主張する意見広告を全国紙に掲載していた。

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2016年1月15日のニュース