「竹田圭吾でした」ナビゲーター務めた“最後のラジオ番組”放送

[ 2016年1月11日 22:01 ]

竹田圭吾さん

 10日にすい臓がんのため死去したジャーナリストの竹田圭吾さん(享年51)がナビゲーターを務めたFMラジオ局J―WAVEの番組「JAM THE WORLD」(月~金曜後8・00)が11日放送され、生前の竹田さんの声が伝えられた。

 毎週月曜日のナビゲーターを務めていた竹田さんに代わってネットジャーナリスト津田大介氏(42)が追悼ナビゲーターを務め、リスナーに「竹田圭吾さんの『JAM THE WORLD』であなたが印象に残っていることは何ですか?」と投稿を募集した。

 リスナーからは「東日本大震災でのリポート」「納得できないことは首肯しない。相手が目の前にいてもスタンスが貫徹されていた」「時々コメントを取り上げてくれた」「茶目っ気のある人だった」など悼む声が続々と寄せられ、津田氏も死去を「残念でなりません」「聞きたいことを簡潔にズバッと聞き、言うべきことを言う人だった」「(自身の著作には)厳しくも温かい書評を頂いた」と親交のあった竹田さんをしのんだ。

 番組エンディングで、2011年10月の竹田さんが同番組初出演時の「とても緊張しています。ニュースを斜めから見て、読み解くお手伝いができれば」と慣れない様子で語る模様が流され、4日の冒頭のみ出演した様子も再度放送された。

 その中では「来週(11日)に本当に僕からみなさんへの思い、それから、リスナーの人への感謝、それから、何で月曜日のナビゲーターを降りるのか、その辺をきちんとした形でみなさんにお伝えしたいと思ってます」の声が流され、津田氏が追悼した後、ラストで「竹田圭吾でした」の声とともに番組は終了した。

 放送後もツイッターのタイムラインには「きょうの放送、お疲れ様でした」「ニュースの核心を理解させて頂きました」「竹田さんの偉大さを理解した」「早すぎる死は本当に残念」などのコメントが寄せられた。

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2016年1月11日のニュース