薬師丸ひろ子 2年ぶり小泉今日子との共演堪能「すっと気持ち通った」

[ 2015年12月17日 15:46 ]

NHKドラマ「富士ファミリー」の会見に出席した薬師丸ひろ子

 女優の薬師丸ひろ子(51)が主演するNHK新春スペシャルドラマ「富士ファミリー」(来年1月2日後9・00)の会見が17日、東京・渋谷区の同局で行われた。

 薬師丸は小泉今日子(49)、ミムラ(31)との3姉妹の長女役。早逝した次女という設定の小泉との共演は2013年の朝のテレビ小説「あまちゃん」以来だったが、「会っていなかった年月を感じないくらい、セリフを言ったらすっと気持ちが通い合ったんです。カメラが回っていないところでも涙がこぼれるくらい、素敵なお芝居ができました」と満足げに振り返った。

 そんな2人の姿に、三女のミムラは「お二人が撮影の合間に交わす雑談でも、言葉に重みがあった。こんなふうに言葉を言える役者になりたいと思い、たくさん勉強できて充実感がありました」と心酔した様子。「あまちゃん」も手掛けた演出の吉田照幸氏(46)も、「中学時代にタイムスリップしたような幸せな時間でした」と、すっかり1ファンに戻っていた。

 一方、2人との同世代で「あまちゃん」にも出演していた片桐はいり(52)は、特殊メイクで75歳のおばあちゃん役だったが、「年をとると妖精に近くなる。フェアリーな気持ちを大事にして演じました。年をとるのが怖くなくなりました」と独自の解釈で自信のほどを披露。共演シーンが最も多く、マツコ・デラックス(43)そっくりのアンドロイド「マツコロイド」とも3人で芝居をした吉岡秀隆(45)も「マツコロイド対片桐さんという歴史的瞬間に立ち会えたのが、何より幸せでした」と称えた。

 ドラマは、「野ブタ。をプロデュース」などで知られる木皿泉さんのオリジナル脚本で、富士山の麓で雑貨店を営む家族が、人生の新たな一歩を踏み出すまでの悲喜こもごもを描く。薬師丸は、「笑えるところもたくさんあるけれど、心に響いて胸にジーンとくる琴線に触れるシーンも多くあります。家族の皆さんで見て感じていただき、(2016年の)素敵な幕開けにしていただければ」とアピールしていた。

続きを表示

この記事のフォト

2015年12月17日のニュース