手術3日前に娘と銭湯へ…乳がん公表の生稲晃子「凄く楽しい日で、凄く悲しい日…」

[ 2015年12月14日 22:51 ]

生稲晃子

 先月、乳がんの闘病生活を告白したおニャン子クラブの元メンバー、生稲晃子(47)が14日放送の日本テレビ「人生が変わる1分間の深イイ話2時間スペシャル」に登場した。

 右乳房の全摘出手術を受けるなど闘病生活は4年8カ月以上に及び、何度も「私、死んじゃうのかな…」と人知れず涙を流したという生稲。闘病を知っているのは家族だけ。支えとなったのが一人娘の遥香ちゃん(9)の存在だった。最初の診断直後には「5歳でも理解できるんじゃないかと」遥香ちゃんに話して聞かせたという。

 1年後に再発した際には、当時6歳だった遥香ちゃんから覚えたての文字でつづられた小さな手紙を何度も受け取り「ありがとう、ママ。にゅういんがんばって」「こんどからははるかがいろんなことしてあげるね」「いっしょにいきていこう」と励まされた。

 しかし2013年に2度目の再発が判明。右胸の全摘出しか選択の余地はなく、手術の3日前に二人で銭湯へ。生稲は「胸がなくなったら、来れないかもしれない。凄く楽しい日で、凄く悲しい日だった」と振り返る。

 死への恐怖、女性としての葛藤(かっとう)。「それでも頑張れたのは娘の存在があったから。成人するまでは生きなきゃ」。今年10月には右胸の再建手術を受けた。「子供がいたから頑張れた」。そう語る生稲のそばには、いつも遥香ちゃんがいる。

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