「μ’s」来春解散 紅白出場も…「百恵さんのような伝説の存在に」

[ 2015年12月6日 05:30 ]

「第66回NHK紅白歌合戦」出場歌手発表会での「μ’s(ミューズ)」

 大みそかのNHK紅白歌合戦(後7・15)に初出場する人気アニメ「ラブライブ!」の声優9人組ユニット「μ’s(ミューズ)」が5日、来春に解散することが分かった。同日放送された地上波特番でメンバーが「ファイナルライブを開催する」と発表。放送開始前にこの番組の映像がネット上に流出し、ファンが数時間前から「解散するのか?」と悲鳴を上げる騒動が起きた。

 メンバーはTOKYO MX(東京メトロポリタンテレビジョン)の特番で、来年3月31日と4月1日に東京ドームでラストコンサートを開催することを発表。

 主人公の声を担当する新田恵海(29)は「夢の場所でライブができるなんてうれしい」と笑顔で語り、飯田里穂(24)は「最後の感謝を込めてライブがしたい」と抱負。直接、「解散」という言葉は使わなかったが、「最後はみんなで盛り上がりたい」と誓い合った。関係者は「4月1日以降のスケジュールは白紙。解散ということ」と断言した。

 9人は2010年にデビュー。デビューシングルはオリコンチャート167位だったが、次第に人気を得て今年、ベスト盤が1位に輝くなど大ブレーク。勢いと売り上げ、話題性を評価され、11月26日に紅白歌合戦への出場が発表された。

 国民的番組への出場切符を手にしたことで、ファン以外へも存在が知られてきたばかり。朗報からわずか9日での発表について、関係者は「山口百恵さんのような伝説の存在になるべく、華のある時に幕引きしたかった」と明かした。

 ▼μ’s アニメ「ラブライブ!」の高校生9人組アイドルグループ「μ’s」のキャラクターの声を担当。劇中のパフォーマンスを再現するユニットとして、同じグループ名でCDデビュー。13年4月発売のシングル「No brand girls」でオリコン5位に入ってからは、シングル全作がトップ3入りしている。μ’sは英語で「女神」の意味。1、2月にさいたまスーパーアリーナで開催した2公演で計7万人以上を動員し、チケットが争奪戦になった。

続きを表示

2015年12月6日のニュース