吉永小百合「ご縁感じる」菊池寛賞 中学時代に演劇部で“父帰る”

[ 2015年12月5日 06:14 ]

菊池寛賞を受賞し、受賞のあいさつをする吉永小百合

 映画や演劇、放送など、さまざまな文化の分野で業績を挙げた個人・団体を顕彰する第63回菊池寛賞(日本文学振興会主催)の表彰式が4日、都内のホテルで行われ、女優の吉永小百合(70)ら受賞者に記念の置き時計と副賞100万円が贈られた。

 吉永の受賞理由は「広島、長崎の原爆詩の朗読会や東日本大震災の被災者の詩の朗読を通して、復興支援に尽くしてきた」ことなど。長崎を舞台にした「母と暮せば」(監督山田洋次)の公開を12日に控える吉永は、「中学時代、演劇部で(菊池寛の戯曲の)“父帰る”を演じました。そんなご縁を感じます」とあいさつした。

 来年3月に坂本龍一(63)が代表を務める東北ユースオーケストラの演奏会に参加することも明かし、「賞金はそのために使わせていただきます」と話した。

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