佐伯玲子、宗教に洗脳された22年間 脱退のきっかけになったのは…

[ 2015年12月4日 20:30 ]

 元ものまね芸人で女優の佐伯玲子(51)が4日、TBS系「爆報!THEフライデー」(金曜後7・00)に出演。約22年間、物事を判断することを放棄し、すべてを教祖にゆだねてしまう「宗教依存症」に陥っていたことを激白した。

 80年代後半、ものまね芸人としてはもちろん女優やレポーターとしてブレーク。茶の間の人気を集めていたが、注目されるプレッシャーと不安から、ある時、新興宗教の集会に参加。金銭の要求もなく、偶然に奇跡体験もしたことからあっという間にのめり込んでいったという。

 「いいことがあると、全て教祖のおかげと思い込んでいた」。44歳の時、子宮筋腫が膨れ上がり、医師からは全摘出を勧められたが、教祖の教えを信じて手術を拒否。夫が説得しても聞く耳を持つことはなかった。さらに甲状腺の異常によって引き起こされるバセドウ病を罹(り)患、夫とも離婚することになった。

 友人から「その宗教は全部ウソ。とことん不幸になっている」と指摘され、佐伯が決断したのは、1泊2日で教祖の波動を注入させる合宿への参加だった。「とことん波動を受けようと思った」ものの、結果は「ノロウイルスにかかってしまった」。そこでようやく「目が覚めた」と、宗教から抜け出すことになったという。

 費やした金額は「1000万円以上」だったことも明らかに。現在はシングルマザーとして一人息子を育てながら、タレントスクールで、お笑いの講師としての日々を送る。「教祖からの洗脳は抜けられたが、お笑いの洗脳からは抜けられなかった」。脱退から3年、最後は笑顔で報告していた。

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2015年12月4日のニュース