水木さん「神様が決めることに従ったらええ」と言っていた…

[ 2015年12月2日 05:30 ]

水木しげるさんと妻の武良布枝さん(13年2月)

 漫画家の水木しげるさん(享年93)が亡くなってから一夜明けた1日、遺族が「亡き戦友との再会を喜んでいるかもしれない」などとコメントを発表した。

 【水木さん遺族コメント全文】

 信じられないことでした。

 「100歳まではいくようだネ、いや120歳かな」と水木はいつも話していました。これからも淡々と歳(とし)を重ねていつの間にか100歳を迎える、今後もずっと同じような日々が続いていく、と思っていました。

 昨年暮れに心筋梗塞で倒れ2カ月入院して、今年2月には車いすでの退院でした。すっかり体力が落ちたのですが、その後持ち前の強さを発揮して少しずつ歩けるようになりました。

 家から会社までの1kmの道のりを歩けるまでに回復。食欲も戻って「何かうまいものはないの?」が口癖でした。

 「最期は神様が決めることに従ったらええ」と言っていた水木。苦しまず自然に最期を迎えられたことは良かったと思います。家族に囲まれて穏やかに逝きました。自宅で転倒したことがきっかけになったのはとても残念でしたが、これも神様が決めたことだったのかも知れません。

 家族を一番大切に思ってくれたお父ちゃん。これからもきっと見守っていてくれると思います。今は、亡き戦友との再会を喜んでいるかもしれないですね。
 最後になりましたが、ファンの皆様、関係者の皆様、長い間、水木を応援していただきまして、ありがとうございました。

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