「下町ロケット」今度は歌舞伎俳優!中村歌昇がドラマ初出演「光栄」

[ 2015年12月2日 06:00 ]

「下町ロケット」でドラマデビューする歌舞伎俳優の中村歌昇(C)TBS
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 ホープとして期待される歌舞伎俳優の中村歌昇(26)がTBS日曜劇場「下町ロケット」(日曜後9・00)第8話(6日放送)でドラマ初出演する。研修医役に扮する歌昇は「今回初めてのドラマ出演で、このような素晴らしい作品に出演させていただき、とても光栄に思っております」と誇らしげ。ミュージシャンの吉川晃司(50)落語家の立川談春(49)お笑い芸人の今田耕司(49)バカリズム(40)らに続く異色の起用となる。

 直木賞作家・池井戸潤氏(52)が10月3日から新聞連載し、11月5日に単行本が発売された「下町ロケット2 ガウディ計画」を基に、第6話から後半パート「ガウディ計画編」がスタート。人工心臓と人工弁をテーマにした物語は佳境に差し掛かる。

 歌昇が演じるのは、貴船(世良公則)が心臓血管外科部長を務めるアジア医科大学の研修医・葛西。貴船が開発を推し進めてきた人工心臓・コアハートの臨床試験がついに始まるが、突然、患者の容体が急変。たまたま担当医が不在だったため、葛西が応急処置をするが、言わば貴船の“夢”が詰まった患者を絶対に死なすわけにはいかない“極限の状況”となる…。

 歌昇は「原作の『下町ロケット』のファンで、ドラマもずっと拝見していて、その中に自分が参加するという現状が、まだよく分かっていません」と夢心地のよう。ドラマデビューとなるが「研修医・葛西は、これからのお話のきっかけになる出来事を起こす人物なので、いろいろ方々のお話をうかがいながら、一生懸命演じたいと思います」と張り切っている。

 伊與田英徳プロデューサーは「中村歌昇さんと初めてお会いしたのは、片岡愛之助さんとのトーク番組の時です。その時に、こんなに誠実でスマートな出で立ちなのに、一言一言に説得力のある話し方をされる、稀有な特徴を持たれた方だなと思ったのを覚えています」と“一目惚れ”。「今回、そんな誠実さと意思の強さが必要とされるこの役をぜひともお願いしたいと思いました。とてもキーになる役どころです。熱演を楽しみにしております」と期待している。

 三代目中村又五郎(59)の長男で、2011年に四代目中村歌昇を襲名。今年3月、山田流箏曲萩岡派四代目家元・萩岡松韻氏の次女で3歳年上の萩岡信乃さんと挙式した。

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2015年12月2日のニュース