忽那汐里 日本とトルコの合作映画で2役「責任感を持って撮影」

[ 2015年11月29日 06:50 ]

「海難1890」の試写会で、あいさつする忽那汐里

 日本とトルコの合作映画「海難1890」(12月5日公開)の特別試写会が28日、東大阪市の近畿大学11月ホールで行われ、主演の忽那汐里(22)、田中光敏監督(57)が舞台あいさつした。

 1890年に和歌山串本町沖でトルコの軍艦エルトゥールル号が台風に遭遇して沈没。村民が乗組員69人を助けた史実と、トルコが1985年のイラン・イラク戦争で自国民より在留日本人を優先してトルコ航空機で救った「テヘラン邦人救出劇」を軸に両国の友好関係を描いた。近大とは映画の舞台、串本町に近大マグロの実験場があり、つながりが深かった。

 両編で2役を務めた忽那は「撮影中も、背後に当時の方々の視線を感じる気がしました。強い責任感を持って撮影した」と明かし、串本で食べた魚の話で盛り上がった。田中監督によれば、撮影は、波を起こす装置の設計から始めたという。

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2015年11月29日のニュース