TBS「アッコにおまかせ!」へのBPO勧告を報告「番組に生かす」

[ 2015年11月22日 12:56 ]

「アッコにおまかせ!」のMCを務める和田アキ子

 TBSは22日、佐村河内守さんの作曲者偽装問題を取り上げた情報バラエティー番組「アッコにおまかせ!」(日曜前11・45)が17日、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会から「(佐村河内さんの)名誉を毀損(きそん)する人権侵害があった」などとして再発防止に努めるよう勧告を受けたことを、この日の同番組終了後に視聴者に報告。国山ハセン・アナウンサー(24)が「勧告を真摯(しんし)に受け止め、今後の番組作りに生かして参ります」と伝えた。

 この日の「アッコにおまかせ!」が終わった後、午後0時51分、スーツ姿の国山アナが登場。経緯説明と報告を行った。

 佐村河内氏は「聴覚障害がないかのように扱われ、名誉を傷つけられた」と主張。TBSは「聴覚障害がないとは断定していない」と反論していた。

 BPOは「番組は『佐村河内氏が手話通訳を要する聴覚障害者であるかのように装い、会見に臨んだ』と伝えた。名誉を毀損する人権侵害があったと言わざるを得ない」と結論付けた。ただ、9人の委員のうち、3人は名誉毀損には当たらないという意見だった。

 最後に、国山アナは「番組では勧告を真摯に受け止め、今後の番組作りに生かして参ります」とし、一礼した。約2分のオンエアだった。

続きを表示

2015年11月22日のニュース