ビートたけし まじめに感謝、若さの持論語る「綱渡り感覚は必要」

[ 2015年11月14日 18:17 ]

「第9回アンチエイジング大賞2015」で大賞を受賞したビートたけし

 ビートたけし(68)が14日、都内で「第9回アンチエイジング大賞2015」出席した。

 素敵に年齢を重ね、輝いている憧れの著名人に贈られる同賞を受賞し、たけしは「嫌なジジイがはびこる時代にこんな賞をいただけてありがたい。これからも仕事をちゃんとして人目に耐えられるような生き方、考え方をしたいと思ってます」とまじめにあいさつした。

 しかし、司会者からアンチエイジングに必要なことを聞かれると「友達、家族に反抗すること。特に家族。家庭をかえりみない。生かさず殺さずうまくやれる男はすごい」といつものたけし節全開。「カミさんに捨てられたり、全財産とられるかもしれないという綱渡り感覚は必要」と持論を展開していた。

 たけしの若さを知るゲストとして弟子のガダルカナル・タカ(58)が登場し、軍団しか知らないたけしの素顔を暴露。「師匠は、あと30歳老けててもおかしくない経験をしてる。普通に生きてると逮捕される経験なんてない」と苦労を感じさせない容姿を称えると「俺の若さの秘けつは前科か?」とたけしがツッコむ一幕も。「あと(バイク)事故もあって、普通あんな事故があったら衰えてしまうけど、こんな悪口ばかり言って」とその元気さを喜んでいた。

 これを受け、たけしも「事故の後の方が世界的には出世してる」と振り返り、「神がいるなら“よくぞこういう試練を与えてくれました”と思います」とこれまたまじめに感謝していた。そして「人生はやけくそ。笑っちゃおう。深刻になる必要はない」と呼びかけ、あらゆる世代の人へ「自分を楽しむこと。つらくなったら自分を客観的に見て楽しむ!」と自身の経験をふまえアドバイスを送っていた。

 このほか特別賞は今年日本一に輝いた福岡ソフトバンクホークスの工藤公康監督(52)が受賞。「長い間現役でいるための工夫や努力を欠かしませんでした。これからも選手とともに頑張ります」とコメントを寄せた。

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