パリ銃撃 辻仁成 息子の無事を報告も「心配」自身は京都滞在

[ 2015年11月14日 12:27 ]

辻仁成

 パリ在住の作家でミュージシャンの辻仁成(56)が14日朝、自身のツイッターを更新。13日夜(日本時間14日朝)、パリのレストランや劇場で銃撃があったことを受け、息子を心配した。

 京都造形芸術大学文芸表現学科の教授を務める辻は14、15日、最後の授業となる朗読劇「待つ」の上演のため、京都入りしたばかり。「やだな。京都に着いたばかりなのに。十くん(長男)は友だちの家に滞在中で不安。ロベルト、頼む!授業終わり次第、Parisに飛んで帰らなきゃ。週末だからロベルトが子供たちを守ってくれる。でも、心配。十くん、寝たそうです。ロベルトから、連絡あり」とつづった。

 その後「十くんはテロがあった場所から、かなり離れた安全な場所にいるので、大丈夫です。心配してくださり、ありがとうございます」としたものの「十くん、安全な場所にいると分かっていても遠く離れてると、心配。大丈夫だから、とロベルトに言われてもね、落ち着けない。生徒たちにめちゃ心配された。フランス入国が制限されてるという情報など、まだかなり混乱してる。亡くなられた方々のこと思うと、さらにつらいです」と心境を記した。

 パリ中心部の劇場や郊外の競技場近くなど少なくとも3カ所で、13日午後9時(日本時間14日午前5時)すぎ、ほぼ同時に乱射や爆発が起きた。フランスのメディアによると、パリ検事局は少なくとも120人が死亡したと発表した。劇場では立てこもりが起きたが、治安部隊が突入、犯人らは自爆した。周到に計画された同時多発テロとみられる。オランド大統領は非常事態を宣言、事態が沈静化するまで国境を閉鎖すると述べた。

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