土屋アンナ出廷、稽古欠席の正当性主張 “舞台公演中止”訴訟

[ 2015年11月9日 19:08 ]

 女優土屋アンナが稽古に出なかったため舞台の公演が中止になったとして、監督甲斐智陽氏が損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が9日、東京地裁であり、出廷した土屋は「監督が原作者の承諾を得ていなかった。承諾書がもらえるまで稽古に参加しないことを監督も了承していた」と正当性を訴えた。

 訴訟はこの日結審。判決は来年1月25日に言い渡される。

 土屋は「(原作にはない)主人公が死ぬかのようなラストシーンは、原作者が悲しむのではと違和感を覚えた」と説明。経緯を尋ねる双方の弁護士や裁判官をまっすぐ見据え、はっきりした口調で質問に答えた。

 甲斐氏も出廷し「(土屋は)他の仕事でせりふを覚える時間がなく、舞台の仕事が嫌になったのではないか」と述べた。

 土屋は、舞台「誓い~奇跡のシンガー」の主演が決まっていた。稽古の無断欠席を続けたとして甲斐氏から訴えられた後、甲斐氏が動画サイトで公開した歌で名誉を傷つけられたとして損害賠償を求めて提訴しており、二つの訴訟は合わせて審理されている。

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2015年11月9日のニュース