伊藤淳史 お遍路さんに合掌された「ボクは坊さん。」役づくりに満足げ

[ 2015年10月24日 14:44 ]

映画「ボクは坊さん。」の初日舞台あいさつに出席した伊藤淳史

 俳優の伊藤淳史(31)が24日、主演映画「ボクは坊さん。」(監督真壁幸紀)の初日舞台あいさつを共演の山本美月(24)イッセー尾形(63)らとともに東京・シネマサンシャイン池袋で行った。

 四国八十八カ所霊場の第57番札所・栄福寺(愛媛・今治)の現役住職・白川密成氏(38)のエッセーが原作で、撮影にも栄福寺が全面協力。撮影中は僧侶姿の伊藤にお遍路が手を合わせていったそうで「ほとんど僕とは気づかれなかった。最初はごめんなさいという気持ちで合掌していたけれど、撮影が進むにつれてお疲れさま、ご苦労さまという気持ちが自然にわいて手を合わせていた」と満足げに振り返った。

 その様子に檀家の長老を演じたイッセーも「周りに余計なものがなく、真っすぐ立っている姿がお坊さんらしかった。その後にあった2人で話すシーンにきちんとつながっている」と絶賛。伊藤も「芝居をしているところではなく、待ち時間に立っているところを褒められたのは今までにない経験だったので、うれしかった」と照れた。

 ただ、幼なじみの間柄を演じた山本には「(溝端)淳平くんも交えた3人の空気感はイマイチだった。7歳の差を乗り越えられるかどうかが壁だった」とジョーク交じりにチクリ。山本は「そんなことない。伊藤さんが気を使ってくれて話しかけてくれたから、すんなり入れましたよ」と慌てて否定。伊藤は笑いながら「何の問題もなかったよね。山本さんの花嫁姿はキラキラしてきれいでしたよ」とフォローしていた。

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