漫才師の秋田Aスケさん死去 93歳 「いと・こい」と人気競う

[ 2015年10月7日 10:39 ]

「秋田Aスケ・Bスケ」の秋田Aスケさん

 戦中から戦後に活躍し「夢路いとし・喜味こいし」らと人気を競った漫才コンビ「秋田Aスケ・Bスケ」の秋田Aスケ(あきた・えーすけ、本名山口敬一=やまぐち・けいいち)さんが8月24日、糖尿病性腎症のため大阪市内で死去していたことが7日、分かった。93歳。徳島県出身。

 1938年頃に「上方漫才の父」と呼ばれた漫才作家・秋田実氏が吉本興業で開いた漫才道場の記事を新聞広告で見て応募。しかし、間もなくコンビを組んだ弟が死去。46年に新コンビを結成し、秋田氏主宰のお笑い劇団「宝塚新芸座」に参加。軽妙なしゃべくり、二代目Bスケの猿のものまねで50~60年代にアイドル的な人気を集めた。この“猿芸”は間寛平(66)に引き継がれた。

 主な弟子に元大阪府知事の故横山ノックさんらがいる。 

 1人暮らしで、大阪市内の自宅で亡くなっているのを親族が発見したという。

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