上原多香子 笑顔で本格仕事復帰!復帰後初舞台「喜びでいっぱい」

[ 2015年10月7日 16:00 ]

公開ゲネプロのカーテンコールで笑顔を見せる上原多香子

 SPEEDの上原多香子(32)が7日、東京・池袋のサンシャイン劇場で行われた舞台「くちづけ」(7~18日)の公開ゲネプロに参加。昨年9月に夫でヒップホップグループ「ET―KING」のTENNさん(享年35)を亡くしたが、濃密な1カ月の稽古を経て「本番が楽しみ。このお稽古に集中していたので、やっとこの日が迎えられた喜びでいっぱい」と笑顔で本格的に仕事復帰した。

 この日夜の本番を前に報道陣の取材に応じ「お帰りなさい」の声掛けには「はい」と返答し、復帰にも「私の中では特別、何か大きなものはない」と気負いはない。「このお稽古に集中していたので、やっとこの日が迎えられた喜びでいっぱい。待っていてくださっているお客さまに早くお会いしたい」と演技をする喜びを強く感じている様子。上原は本作で作・演出を手掛ける俳優の宅間孝行(45)が演じる知的障害を持つ男性を兄に持つ女性を演じている。

 作品の見どころについて聞かれた宅間は「たかちゃんと兄妹でやっているシーンがあるんですが、上原さんがいい芝居するんですよ」と太鼓判。「ぜひ見ていただきたい。踊っているだけじゃないぞ、泣かせるぞと。名演をしております、上原さん」と称賛を続けた。

 知的障害者の娘と、死を目前に控えた父の切ない愛情物語。知的障害者のグループホームを舞台にした作品の中で、自身は健常者を演じることに「すごく難しい」とした上原。新キャストとして実際に障害を持つ町田萌香(27)も参加しており「稽古場にもご家族も来ていらっしゃって、いろんな意見をいただいた。稽古でお芝居をつけるものそうですが、そういう話し合いだったり、ホームに訪問に行ったり、そういった部分が濃くあって、1カ月の稽古があっという間だった。皆さんにどういうふうに感じてもらえるか、本番が楽しみです」と期待を膨らませた。

 今年6月29日には、9カ月ぶりに公式ブログを更新。「長らくご無沙汰しております。また、いつも温かい励ましのお言葉をありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えた上で「皆さまにお会いできる日を楽しみにしております。今後とも、応援のほど、よろしくお願いいたします」とつづり、芸能活動再開を発表した。

 今作は2010年に上演された舞台の再演。13年には堤幸彦監督(59)によって竹中直人(59)貫地谷しほり(29)主演で映画化もされた。上原は「夕―ゆう―」に続く宅間作品への出演となる。東京公演の後は12月13日まで全国10都市を回る。

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