中村玉緒 勝新さん亡き今も深い夫婦の絆「主人が地獄にいれば私も…」

[ 2015年9月18日 20:01 ]

出演映画「ポプラの秋」のPR会見を行った中村玉緒

 女優の中村玉緒(76)が18日、大阪市内で19日公開の出演映画「ポプラの秋」(監督大森研一)のPR会見を開いた。 

 同作では故人に宛てた手紙を預かり、自分が死ぬ時に天国に届けると誓う老婆を熱演した。自身は「娘への着物とか置いていくものはあるけど、天国に持って行きたいものはない。亡くなった主人(勝新太郎さん)に会いたいだけ」と断言。「主人が天国か地獄かどっちにいるか分かりませんけど」と言って笑わせた後、「主人が地獄にいれば地獄の方に行きます」と勝さんの死から18年経っても変わらぬ夫婦の絆をアピールした。

 生前の勝さんには、夫婦げんかをして別れそうになったり腹が立った時にはいつも手紙で気持ちを伝えていたことを告白。「借金で、明日食べていけないからお金作って…とか。メールはできないし、電話だとケンカになるから手紙に書いてました」という。勝さんに手紙を書く習慣はなく、「ラブレターもいただいてない」と残念がった。

 同作主演の子役・本田望結(11)については、「本番に強い。NGは私ばっかりで、あの方はきっちりやっていた」と絶賛した。女優の傍ら着物作家も務める自身のことも踏まえ、「女優だけではもったいない。2つや3つ本職を持って」とアドバイス。「スケートと両方成功してもらうのが私の願い」と、本田が今もレッスンを続けるフィギュアスケートでの大成にも期待していた。

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2015年9月18日のニュース