男性ダンスユニット「梅棒」単独公演へ気合 笑いと感動届ける

[ 2015年9月18日 10:45 ]

「梅棒」のリーダー・伊藤今人

 J―POPに乗せ、セリフではなく踊ってストーリーを展開する異色の男性ダンスエンターテインメント集団「梅棒」の単独公演「クロスレンジャー ハリケーン」が19日、大阪・ABCホールで開幕する。

 3年前、コレオグラフィー(ダンス振付け)のコンテストで全国制覇したダンス界の雄が演劇界に進出。今年は笑いと音楽を融合させた賞レース「歌ネタ王決定戦」に初出場でセミファイナリストとなり、お笑い界にも爪痕を残した。

 リーダーで作・総合演出を務める伊藤今人(32)は「新しい分野に挑戦するのは、僕らを知らないアウェーな場所に行き、やり終えたときに観客の反応が変わる瞬間がたまらなく好きだから」と説明。「歌ネタも決勝行けたと思ったんだけどなあ。手応えはかなりあった」と悔しそうに振り返った。

 今公演はゲストはなく出演者はメンバー12人だけで「本当の意味で初の単独公演」という。感動の青春恋愛物語だが「僕らの根源にあるのは人を笑わせたいということ」で、コメディー要素満載だ。「ダンスや演劇初心者でも楽しめる舞台。敷居の低さには自信があります」と笑顔でアピールした。

 生まれも育ちも東京だが、関西人の父の影響で「バースのユニホームを着てる2歳の時の写真が残ってます」という筋金入りの阪神ファン。今季のセ・リーグは大接戦だが「日本一になりたいですねえ!」と力を込めた。「阪神は先発投手が育たない。藤浪は一級の素材だったから育ったけど。生え抜きを育ててほしいですね」と熱く持論を語り、阪神Vに向けて盛り上がる関西での同公演にも、「絶対に楽しませます」と意気込みをみせていた。

 同公演は23日までの5日間全9公演。チケットの問い合わせはキョードーインフォメーション電話0570(200)888。

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2015年9月18日のニュース