「妄想系SSW」吉澤嘉代子が描く“秘密” 独特な世界観

[ 2015年9月9日 05:30 ]

10月7日にリリースする吉澤嘉代子のミニアルバム「秘密公園」

 妄想系個性派シンガー・ソングライターの吉澤嘉代子(25)が、注目を集めている。

 父の影響で幼いころから井上陽水を聴いて育ち、小中学校の不登校期には魔女になりたいと「魔女修行」をして過ごしたという個性的な経歴を持つ。

 2010年にヤマハ主催の「“The 4th Music Revolution" JAPAN FINAL」でグランプリとオーディエンス賞をダブル受賞。デビュー前に「musicるTV」の“もし売れ”コーナーで紹介され、MCのヒャダイン、綾小路翔から「カワイイ」「他にない世界感」と大絶賛を受け、2014年5月に、ミニアルバム「変身少女」でメジャーデビューした。

 ギター女子ブームの中でひと際異才を放ち、これまでに「なぜ女性は毛を剃らなければならないのか?」という常識に疑問を投げかけた傑作「ケケケ」や「自分の過去をすべて許せるくらい、人生をかけて夢中になれるものと出会いたい」という願いが込められた「美少女」など、個性的な楽曲を次々と発表してきた。

 どの楽曲にも共通して、吉澤の妄想による主人公と物語が設定されており、その独特な世界観は同世代の女子や、アーティスト、クリエーターから厚い支持を受けている。

 10月7日には、新作ミニアルバム「秘密公園」をリリースする。今回の作品は、“恋にまつわる秘密”をテーマに作られた自身初のラブソング集。たとえ時間が経っても相手には永遠にキレイだと思っていてほしいという、女性目線の狂気、エゴを表現した「綺麗」を含む新曲6曲が収録されている。

 この秋から「秘密公園」を引っさげて、東京・LIQUIDROOMを含む全国8都市を巡る、全国ツアー「吉澤嘉代子 秘密ツアー ~8都市をめぐる秘密公演~」の開催も決定している。

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