「顔鉄」松井玲奈のイチ推しは、けい太くん「温かみがある」

[ 2015年9月8日 05:30 ]

スポニチ本紙が選出したキャラをチェックする松井玲奈

 ゆるキャラ日本一を決める「ゆるキャラグランプリ2015」は11月に静岡県浜松市での決選投票に向け、インターネット投票が行われている。エントリーしている1717体のうち、今年は鉄道系のキャラクターが増加。鉄道ファンの間で「乗り鉄」ならぬ“キャラ鉄”が浸透するか注目される中、車両の顔が好きな「顔鉄」として知られる、SKE48を8月末に卒業した松井玲奈(24)に“キャラ鉄”を見てもらった。

 今回は、鉄道系のキャラクターから5体をスポニチ本紙が選出し、松井が写真を見てそれぞれコメントした。いずれも車両の顔をモチーフにしたゆるキャラで、けいきゅん(京急電鉄)、ハマの電チャン(JR東日本横浜支社)、けい太くん(京王電鉄)、わっふる(JR和歌山線)、しょもたん(湘南モノレール)の5体。

 その中で、松井がイチ推ししたのがけい太くんだ。京王電鉄の8000系という車両をモデルにしたキャラクターで「他のキャラより、見た目がさっぱりしていますね。けいきゅんは2000年代の教育番組にいそうだけど、けい太くんは1980年代のキャラにいそうな懐かしさを感じる。色使いがやさしくて、温かみがあるから目の前にいたら近寄りやすそう」と絶賛。他の4体についても、親しみやすさや色使いなどの観点から特徴を挙げた。

 京王電鉄によると、けい太くんは2009年4月に絵本のキャラとして登場したのが初めて。幅広い世代に親しまれ、鉄道のキャラだと分かるように素朴なデザインになった。

 鉄道愛好家の世界は奥深く、「乗り鉄」「撮り鉄」など分 野が枝分かれしている。“キャラ鉄”が増えた要因についてイベント関係者は「子供に人気が高い。車に乗る機会が減った分、電車など公共交通機関との接点が増えたことも大きいのでは」と分析。鉄道関係者は「ディープなマニアより、ライト層のほうが“キャラ鉄”に目覚めやすいだろう」との見方を示した。

 松井は「“キャラ鉄”は、アピールしたいことを外部にどう発信したいのかがよく分かるキャラクターが多い。鉄道の旅に新たな楽しみが増えそうですね」と今後の広がりに期待を寄せた。ゆるキャラグランプリの決選投票は11月21~23日に行われ、結果が発表される。

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