「女性にキャーと言われたい」氷川きよし まさかのキャラ変更宣言!?

[ 2015年9月8日 10:30 ]

通算2000回目の単独コンサートを行った氷川きよし

 今月2日、単独コンサート通算2000回の金字塔を打ち立てた演歌歌手の氷川きよし(38)。公演前の取材会では、さっそうと早歩きで登場。スラリとしたスタイルの良さで女性記者の目を一瞬でハート形に変えた。

 今や、「演歌界の貴公子」の座をほしいままにする。女性週刊誌では氷川の名を見ない週が珍しいほどだ。宝塚のスターのような、中性的かつさわやかなルックスで女性をとりこにしてきたが、取材会では、「マッチョを目指していきたいと思う」と驚きの「キャラ変更」宣言。報道陣を驚かせた。

 この日は胸元の開いたセクシーな舞台衣装を身にまとっていたが、あらわにのぞいた大胸筋に力を込め、「こうすると、マッチョに見えるでしょ!?」とカメラの前で猛アピール。今、なぜ筋肉にこだわるのか。その理由を「女性の方に、キャーって言ってほしいから」と説明した。

 初めてコンサートを行った20代のころを振り返り、「当時は無我夢中で一生懸命にステージをこなすだけ。客席もまともに見られなかった」としみじみ。「コンディションがいい日ばかりではなかった。メンタル面もそうですし、すごく気を張って公演してた」と、15年のキャリアには悩みもあったことを明かした。

 13年に出席した酒造メーカーのCM発表会見では、不安におびえて宿泊先で絶叫する癖があるなど、ナイーブな心中を赤裸々に告白している。いくら人気を得ても「自分は本当にこれでいいのか?」という思いにさいなまれる。向上心の強さと紙一重なのだろうが、さらに声援を欲するような発言に、大スターにしか分からない複雑な心境が垣間見えた。

 もっとも、最近はファンとの意外なふれあいに力をもらっているよう。体調管理の一環として、コンサートで訪れた都市でランニングするのが習慣化。「各地でウエアを買って、30着くらいたまっている」と笑う。当然、街を走れば気づかれるが「昔は声をかけられても反応することはあまりなかったですが、今は“あら、氷川きよしさんでしょ~!?”なんていう方々と“そうなんですよ~”と会話したりするのも楽しい」。こうした心境の変化も“肉体派”志向に一役買っているのかもしれない。

 新曲「愛しのテキーロ」ではセクシーでオトナな愛を歌う。「歌詞の内容もエロいので、色気たっぷりに歌い上げたい」と、“アダルトきよし”への進化を誓った氷川。「40歳になると東京五輪も近くなる。僕ももうひと花、ふた花咲かせたい。コンサート1万回はいきたいですね」。男の色気を身につければ、まさに鬼に金棒。貴公子の今後に注目したい。

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2015年9月8日のニュース