名倉七海 エアギター連続世界一へテーマは“海老蔵流”

[ 2015年8月27日 08:30 ]

歌舞伎からヒントを得たポーズをとる名倉七海

 フィンランドのオウル市で28日(日本時間29日)に行われる「第20回エアギター世界選手権」で、エアギタリストで歌手の名倉七海(20)が連覇を狙う。

 昨年は「サムライガール」をテーマに会場を沸かせて世界の頂点に。「世界のミフネ」こと故三船敏郎さんを研究した殺陣の動きや、黒髪を振り乱す激しいアクションが目の肥えた観客をも魅了し、06年と07年に連覇したお笑いコンビ「ダイノジ」の大地洋輔(43)以来、7年ぶり2人目の快挙を遂げた。

 前回優勝者として臨む今回は大地も果たした2大会連続世界一を目指す。テーマは「サムライガール歌舞伎スタイル」。

 「去年、ステージに立って、日本文化に多くの方々が興味を持ってくださることが分かりました。そこで、今年は日本の伝統として、歌舞伎の動きを表現したいと思いました」と説明。市川海老蔵(37)の動きや表情を研究し、見えを切る動作や、「勧進帳」の弁慶で知られる「飛び六方」の動きを取り入れ、昨年とはひと味違うサムライガールを披露するつもりだ。関係者は「誰もが知っている時代劇の主人公の“ひと肌脱ぐ”動作もどこかで入れるつもりです」とも話している。

 “先輩”の大地からは「優勝することは考えずに、リラックスしてやるといいと思う。僕も連覇できるなんて思っていなかったから」とアドバイスを受けた。名倉は「大地さんの言葉はありがたかったです。楽しんでしっかり、サムライガールをアピールしてきたい」と奮闘を誓った。

 ◆名倉 七海(なぐら・ななみ)1995年(平7)5月7日、東京都生まれ。12年にフォーライフレコード開催のアイドルオーディションで、エアバンドアイドルに選ばれ「テレパシー」のメンバーとして活動。昨年11月にミニアルバム「こうき心」でソロデビューし、吉田拓郎(69)の名曲をカバー。特技はヒップホップダンス。身長1メートル57。血液型B。

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