川栄李奈 主演舞台で殺陣初挑戦 厳しい注文「ステップがダンス」

[ 2015年8月21日 11:15 ]

刀を手に稽古をする川栄李奈

 今月4日にAKB48を卒業した女優の川栄李奈(20)が都内で、主演する舞台「AZUMI 幕末編」(9月11日から東京・新国立劇場 中劇場)の稽古をスポニチ本紙に独占公開した。

 主人公の刺客「あずみ」は03年の映画版で上戸彩(29)、05年の舞台版で黒木メイサ(27)が演じた大役。川栄は初舞台で初主演し、さらに、初めて殺陣にも挑戦。稽古場で刀を手に次々と敵を倒していく練習を繰り返すが、殺陣の指導者から「ステップがダンスみたいになってる」「蹴る時は体全体で蹴るように」「休まないで動いて」と厳しい注文が飛ぶ。

 稽古は今月8日にスタート。主役として大量のセリフを覚えることや殺陣の最中にセリフを話すことの困難さに、昨年5月のAKB握手会襲撃事件でともに被害に遭った入山杏奈(19)や、AKBの友人の木崎ゆりあ(19)に思わず弱音を漏らした。

 「稽古2日目に追い込まれて、あんにん(入山)に深夜0時ごろ家に来てもらい、ゆりあにも午前3時ごろ来てもらいました。“つらい。セリフの量が尋常じゃないんだけど、どうしたらいい!?”って、悩みを聞いてもらったんです」

 しかし、上演まで残り1カ月を切り、泣き言は言っていられない。

 「もう、やるしかない。自分の中で整理もついてきました。これをやり切ったら本当にかっこいいと思うので、仕上げるしかない。ディスカウントストアでプラスチックの小さな刀を買って家でも殺陣の練習をしています」と明るく笑った。

 構成・演出の岡村俊一氏(53)は「体力があるし、演技力も十分にある。あとは自信を持つこと、大きく動くことを心掛けてほしい」と期待を寄せている。

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