ＮＡＯＮ４人で新ユニット、ＹＡＯＮでお披露目、活動継続も視野

新ユニットを結成することになった４人は浴衣姿で笑顔を見せる（左から）中村あゆみ、寺田恵子、杏子、相川七瀬

　「ＳＨＯＷ―ＹＡ」寺田恵子（５２）、杏子（５４）、中村あゆみ（４９）、相川七瀬（４０）の女性ロック歌手４人によるユニットが結成され、２３日に東京・日比谷野外音楽堂で行われる女性アーティストのみのロックイベント「ＮＡＯＮ（ナオン）のＹＡＯＮ」（スポニチ主催）でお披露目されることが６日、決まった。

　過去には０８年の第６回に「プリンセス　プリンセス」と「ＺＯＮＥ」の元メンバー各２人による「ゾンプリ」が１日限定で結成されたが、活動継続を視野に入れたグループが誕生するのは、１０回目の開催で初めて。

　過去の同イベントでの共演を機に、食事会を開催するほど仲が深まり結成に至った。相川が「違う山で吠えていた野犬が集まった」と形容すれば中村は「若いときは“私が私が”だった。ＮＡＯＮのＹＡＯＮは何とも言えない連帯感があって、その土台で互いへのリスペクトが育まれたからこそ、生まれたユニットです」と結束を強調した。

　スタイルは、個性ある歌声を持つ４人が同じ音程を重ねる「ユニゾン」を駆使したアコースティックユニット。杏子は、「聴きどころは声の面白さ。女子だけのコラボはなかなかないし、声の重ね方が楽しみ」と語り、寺田は「役割分担も何もなく、全員が楽しもうというユニットです」と、破天荒な化学反応を予告する。

　この日、浴衣姿で取材に応じた４人は本番でも浴衣パフォーマンスすることを宣言。ユニット名は未定で、寺田は「何なら募集するよ。いいのがあれば採用します」と、本番で命名というサプライズもありそうだ。

　イベント後も、ユニット名義でのＣＤ発表などの構想が浮上しており、「これからの日本を元気にするこの４人に期待して」と声をそろえた。