amazarashi 新作MVは「学校のトイレ」舞台、焦燥感テーマに激ダンス

[ 2015年8月6日 15:06 ]

amazarashi「スピードと摩擦」ミュージックビデオのワンシーン

 ロックバンド「amazarashi」が19日発売予定の「スピードと摩擦」のミュージックビデオが5日公開され、早くも反響を呼んでいる。

 青森在住の秋田ひろむを中心としたバンドで、2010年のデビュー以来、一切素顔を明かさずミステリアスな世界観をつくり上げてきた。Mr.Childrenの桜井和寿も音楽雑誌のインタビューで「最近の若手だとamazarashiとか凄い好き」と高い評価を与えている。フジテレビで放送中の江戸川乱歩没後50年記念アニメ「乱歩奇譚」(木曜深夜0・55)の主題歌にも起用されたセカンドシングル「スピードと摩擦」の発売に先駆け映像が公開された。

 今作は、若者が抱える焦燥感をテーマに、ストレスの象徴でありかつ江戸川乱歩的な閉塞空間の象徴でもある、「学校のトイレ」で、1人の女子高生が激しく踊る様子が描かれている。この空間が孤独や未来への絶望感を暗示し、また壁から照射される光の歌詞が彼女自身の苦悩とリンクし、力強さとともにエロスさえも感じる激しいダンスから、人生の中であがく若者の魂を表現。世界的に注目される音楽のイベント「サウス・バイ・サウスウエスト」にて、アジア初の受賞を果たした気鋭のクリエーティブブティック「SIX」の本山敬一氏がディレクションを担当した。

 壁を繰り抜き照射された文字は全4506文字、撮影時間は47時間にも及んだ。出演者のオーディションは、全員が実際にトイレでダンスをするという異例の形で進められ、選考は約10時間にわたった。公開されたミュージックビデオにはユーザーから「洗練されていく」「歌詞が好き」「奇抜だ」「胸を貫く」といった反応が寄せられている。

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