美川憲一勝訴「所属プロは独立に合意」2億円請求を棄却

[ 2015年7月16日 17:21 ]

 歌手の美川憲一(69)が所属していた芸能プロダクションが、無断で独立したのは契約違反だとして、美川と個人事務所に計約2億1千万円の支払いを求めた訴訟の判決で、東京地裁は16日、「プロダクションも独立に同意していた」として請求を棄却した。

 判決によると、美川は1988年からエービープロモーション(東京)に所属し、2012年9月に独立した。

 長谷川浩二裁判長は、エービープロが、経営が悪化したため美川が独立し新たなプロダクションに移籍して活動する、との覚書を移籍先との間で交わしていたと認定した。

 エービープロは、美川側が移籍金を支払う約束だったと主張したが「移籍金について覚書に記載はなく、具体的な話し合いもなかった」と退けた。

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2015年7月16日のニュース