阪神応援歌「嵐は西から」作詞作曲 ギタリスト石田長生さん死去

[ 2015年7月9日 05:30 ]

2006年11月、ヤマハギター誕生40周年記念イベントに参加した石田長生さん

 ギタリストの石田長生(いしだ・おさむ)さんが8日午前5時12分、食道がんのため兵庫県三田市の病院で死去した。62歳。大阪府八尾市出身。

 石田さんは今年2月ごろ、周囲に喉の不調を訴え、都内の病院で精密検査を受けたところ食道がんと診断された。三田市の病院に入院し治療に専念。同3月にはブログで、「皆さんとまた会う日を楽しみにしてまっせ」と再起を誓っていたが、かなわなかった。

 18歳からキャバレーなどで演奏を始め、上田正樹らと活動。米メンフィスでの武者修行から帰国後は、「ザ・クルセイダーズ」の日本ツアーに参加した。89年にCharとアコースティックギターデュオ「BAHO」を結成した。

 幼少時からの阪神ファンで、星野仙一氏が監督を務め、18年ぶりにリーグ優勝した03年には球団応援歌「嵐は西から」を作詞作曲、プロデュースした。同7月、大阪市内であった阪神―中日戦のパブリックビューイングで生演奏するなどしていた。

 葬儀・告別式の詳細は遺族の意向で公表しない。

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2015年7月9日のニュース