「セリフ勝手に変えた」ユースケ まさかの原作者来場に動揺

[ 2015年7月2日 05:30 ]

フジテレビドラマ「探偵の探偵」完成披露試写会&舞台あいさつに出席したユースケ・サンタマリア
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 俳優でタレントのユースケ・サンタマリア(44)が2日、都内の映画館で行われた北川景子(28)主演のフジテレビ系連続ドラマ「探偵の探偵」(9日スタート、木曜後10・00)の完成披露試写会の舞台あいさつに出席。ユースケ節で沸かせるも、まさかの原作者の登場に「時すでに遅し」とボヤいた。

 ドラマは「万能鑑定士Q」シリーズや「千里眼」シリーズの松岡圭祐氏が書き下ろした傑作サスペンス小説が原作。ユースケは北川演じる女探偵の紗崎玲奈(ささき・れな)と敵対する大手探偵事務所の社長・阿比留を演じている。ハードボイルドなドラマだが「変な感じのやつが一人いたほうがいいかな、俺がやったほうがいいかなと。俺さえいなければ、超格好いいハードボイルドになったかもしれけど、オファーしたのはそちらですからね。それが新しい感じになっていると思っていますけど」と手応え。1話ではクールな部分しか出ていないが「そこからどんどん変な感じになっている。思いついたことは全部やっています」と不敵な笑みを浮かべた。

 原作でも登場する阿比留という役どころだが「台本が機械的で説明合戦になっているので、僕は勝手に変えちゃってます。みんながとにかく説明している。みんなはそれをやっているけど、僕はかなり変えちゃってます」と開き直り。「原作の阿比留とかなり変わってしまっていると思うんです。出来上がりを見たら原作者の松岡さんとか激怒すると思います。それも上等、変えてやる!みたいなね。俺だけは枠を飛び出して、ドラマの中で暴れ回ってやろうと…そういう覚悟でやりましたが、後悔してますよ。後悔先に立たず…忘れてください」と続けた。

 原作者の松岡氏が会場に来ていることを知らされると「一人だけ睨んでいる方がいると思ったら…会うべきか、会わざるべきか悩みますね」と動揺。「原作ファンも納得させるように守りに入るのではなく、俺にしかできない阿比留をやろうと、そこに集中してやっています」と態度を軟化させた。「本人が来ていると聞いてトーンが変わったでしょ。そんな人間ですよ、でも、時すでに遅しですよ。言っといてよ…」とスタッフに不満を漏らした。

 4月にスタートし、すでに7話まで撮影が進んでいる。印象的なシーンを聞かれ、1話のラストで雨降らしのシーンをあげ、「濡れちゃって…風邪ひいちゃって」とユースケ。「2話と4話の冒頭、声ガラガラです。その後は元に戻ってますから面白いですよ」と続け、笑わせた。

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