「スーパーマリオ」誕生30周年!初の音楽祭開催

[ 2015年7月1日 06:00 ]

スーパーマリオブラザーズ(1985)のマリオ(C)1985-2015 Nintendo

 世界的人気ゲームソフト「スーパーマリオブラザーズ」の音楽祭が初めて開催されることが30日、分かった。1985年にファミコンで1作目が発売されてから30周年を迎えたことを記念したもの。9月20日に大阪国際会議場、同21日に東京国際フォーラムで行う。6月にテレビ朝日「アメトーーク!」で「スーパーマリオ芸人」が放送され、反響があっただけに、マリオ史上初の試みは30周年イヤーの盛り上がりに拍車をかけそうだ。

 本番の曲目や演出については未定だが、関係者によると、プロのミュージシャン15、16人編成の特別バンドを結成。ギター、ベース、ドラムのほか、トランペットやトロンボーン、バイオリンなどを加える。タイトルBGMなど歴代シリーズの人気楽曲を生演奏する見通しだ。

 ライブの協力・監修をする任天堂によると、30年の歴史でマリオのBGMを全編で演奏する音楽イベントは初めて。このタイミングで実現した背景にあるのは、今年2月の同社の人気ソフト「ゼルダの伝説」シリーズのオーケストラツアーが成功したことにある。本紙の取材では、任天堂はかねてよりマリオの音楽イベントを開きたいという意向があったものの、音楽業界との関連が薄かったことなどから実現しなかった。今年に入り、ゼルダのコンサートを成功させたことで音楽業界とのつながりが強くなったことで、マリオ30周年というタイミングに合わせて“マリオ音楽祭”を開催する運びとなった。

 任天堂は「30年の歴史をライブでも感じていただこうと考えているので、様々な世代の皆さんがお越しいただいても、バッチリ楽しめるいろいろな曲を演奏する予定です」としている。

 マリオシリーズは世界累計販売本数3億1434万本(15年3月現在)。ニンテンドー3DSやWii Uなど最新のテレビゲーム機に新作が発売されており、国内外の子どもたちを夢中にさせている。9月に行われるマリオ初の音楽祭は、ファミコン世代の往年のファンから子どもまで幅広い世代で客席が埋まりそうだ。

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