本木雅弘 初共演・江口洋介の男気に感銘「頼りがいが違う」

[ 2015年6月22日 14:58 ]

「天空の蜂」完成会見に出席した江口洋介(左)と本木雅弘

 俳優の江口洋介(47)、本木雅弘(49)らが22日、映画「天空の蜂」(監督堤幸彦、9月12日公開)の完成報告会見を都内のホールで行った。

 最新鋭のヘリコプターを乗っ取り、原発に落下させようとするテロを描くサスペンス。江口は「危機感のある非常に面白い映画ができた。ウソの中にある真実が、映画ならではのだいご味。それが形になってうれしい」と言葉に力を込めた。

 江口がヘリの設計技師で、本木が高速増殖原型炉を開発したともに技術者という役どころ。2人は同世代ながら初共演で、江口は「作品の選び方に感銘を受けていて、共演が楽しみだった。現場ではその場で感じたままに最後までいけた。毎日の撮影が楽しくて、ブロックを積み上げていくようだった。すごくいいパートナーです」と先輩を称えた。

 一方の本木は「まずはそういうこと」と前置きしたうえで、「2人とも技術者として研究に没頭し家庭をないがしろにしてきた役」と説明。そして、「その後悔をどう立て直していくかというと、江口さん演じる湯原は正直に情熱を持って立ち向かう。私はうじうじして、陰湿で内にこもりながらいくという、互いに持っている資質そのまま。それが自然ににじみ出て、大げさにいえば当たり役だった」と冗談めかしながら明かした。

 さらに、同作では親子の絆も大きなテーマのひとつで、2人とも実生活では父親であることから、本木が昨年6月の撮影中に雨で都内でも多くの冠水被害が出た時のエピソードを披露。「ウチは出かけていたけれど、江口さんの場合、すぐに知り合いか業者に連絡をして、しっかり段取りをしたので、足のきれいな奥さん(森高千里)と子供たちが共同で水をくみ上げて一難を取り留めたそうです。その様子を横で見ていたので、元サーファーは頼りがいが違うと思いました」と話し、江口も苦笑しきりだった。

 なお会見には共演の仲間由紀恵(35)、綾野剛(33)も出席した。

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