今井雅之さん通夜“遺作映画”作品化も、語っていた「やりたいこと」

[ 2015年5月29日 05:50 ]

今井雅之さん

 28日に大腸がんのため54歳で死去した俳優の今井雅之さんの通夜が29日夜、兵庫県豊岡市内の葬祭場でしめやかに営まれた。故人が生前、「今井家の墓に入りたい」と望んだため実家近くで、親族のみで執り行われた。29日の告別式も密葬で営まれる。

 また、今井さんを兄と慕った俳優の野村祐人(43)がスポニチの取材に応じ「家族が一人いなくなってしまった感じです」と悼んだ。今井さんが主演し、脚本も手がけた舞台「THE WINDS OF GOD」が95年に米ニューヨークの国連本部で上演した際も共演。がん公表後の4月末に会った際、「あれから20年もたったな。俺、頑張ってきたよな。まだまだ、やりたいことは、いっぱいあるんだ」と語りかけてきたという。

 今井さん主演で計画していた映画「手をつないでかえろうよ」は野村の母で演出家の奈良橋陽子さんが監督を務めている。「何らかの形で作品化してあげたらと話し合っています」と遺志を継ぎたい考えだ。

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