フジ亀山社長「グッディ!」問題で持論 “生中継拒否”に疑問

[ 2015年5月29日 16:21 ]

 フジテレビの亀山千広社長(58)が27日、東京・台場の同局で定例会見を開き、先月22日にバイク事故のため亡くなった俳優の萩原流行さん(享年62)の妻・まゆ美さん(62)の会見で生中継を中止するハプニングに見舞われた情報番組「直撃LIVEグッディ!」(月~金曜後1・55)のトラブルで持論を展開した。

 東京・千代田区の弁護士会館では原則、会見の生中継は禁止されているが、番組では冒頭から生中継。会見途中で弁護士とまゆ美さんから「ルール違反」を指摘を受け、中継を中断。スタジオに切り替わり、進行の安藤優子キャスターが「失礼しました」と謝罪するという一幕があった。

 騒動について亀山社長は「現場の場所の建物の規約と今までの前例があったという行き違いがあって、すったもんだしたと聞いている。あのトラブルは弁護士さんと建物の規約の行き違い、思い込みがあったこと。後ほど、双方で話し合って、理解していただいたと聞いているので、今後、尾を引くことはない」と問題は解決済みであると説明した。そのうえで「中継あるなしは別問題として、会見を生で中継をしてほしくないっていうことが許されるのか。だったら、会見はしないほうがいい。会見をやるというのは、自分の肉声でライブで伝えるということ」と会見の生中継を拒否する姿勢に疑問を投げかけた。

 「グッディ!」に関しては今回の件のほかにも、SMAPの中居正広(42)の登場したイベントで、2月に亡くなった父の正志さん(享年79)について、同番組のリポーターがしつこく聞くなど、いろいろと世間を騒がせている。「取材の在り方はその番組の個々の問題で、局の姿勢ではない。そこに関しては良いも、悪いもコメントするつもりはない」としながら「リアルタイムで速報することも必要だが、テレビ番組である以上、ちゃんと精査する時間もあるべき。十分なネタがそこまでそろえらるかどうかの問題。一番良くないのは、作り手が混乱している場面を見せることで、それが一番視聴者を不安にさせる。やることでなれると思うので失敗することはやむを得ない」と制作サイドに理解を示した。

続きを表示

2015年5月29日のニュース