りあるキッズ安田「僕の中のクズを…」単独公演で“黒さ”笑いに

[ 2015年5月19日 10:00 ]

23日に東京進出後初の単独ライブを行う、りあるキッズ安田。コントネタは「全部ブラック」

 昨年8月にコンビを解散して現在はピンで活動する、りあるキッズ安田(29)が23日、都内で単独ライブを行う。元相方の莫大な借金による解散、バイト代踏み倒し事件、事務所の冷遇…など苦難続きの中で立つ晴れのステージ。ネタは「全てブラック」といい「僕の中におる“クズ”をキャラに乗せてやる感じ。人の不幸話を聞いて幸せになって帰っていただければ」と気を吐く。

 大阪から東京に進出して約1年。上京後初となる単独ライブの場所は若手のお笑い芸人が腕を磨く「渋谷シアターD」だ。「ようやくこういう場所でできますわ」と感慨にふけるが、それもそのはず、安田にとってのこの1年は「ほんまええ加減にせいよ!」の日々だった。

 1996年、11歳の時に同い年の長田融季氏とお笑いコンビ「りあるキッズ」を結成。数々の漫才賞を受賞するなど「未来のダウンタウン」と呼ばれる存在だったが長田に借金問題が浮上。その額は数千万円とも言われ、昨年8月、解散を余儀なくされた。東京に進出して頑張ることを条件に、安田も300万円を貸していたという。「結局“金がないから返せない”の繰り返しで。法的手段もとるから覚悟しとけって通告したら“少しは返してるから法的手段をとるなら返済した金額を弾いた額でお願いします”って。ほんま何やねんですわ」。

 上京後2カ月で解散の憂き目に遭い、その後はテレアポのアルバイトをしながら糊口をしのぐ日々。バイト先では2カ月間「相当の給料をもらえるほど」みっちり働いたにもかかわらず全額踏み倒された。「そこブラック企業やったんです」と憤ると、愚痴の矛先は所属先の吉本興業にも。「ピンになって会社からの連絡が途絶えた。給料明細も届かない」と嘆き、今回のコントの台本を刷るためコピー機を使わせてほしいと頼んだところ「失礼ですが誰ですか?って。ええ加減にせえ!」とやまない。

 ただ、ボヤキ三昧の生活だからこそ、この舞台へ懸ける思いは強い。元「ハリガネロック」おおうえくにひろ(41)をゲストに4本のコントを披露する予定だ。内容は「地上波では流せないレベルの全部ブラック」で、書きためておいたネタや過去のライブで演じたものを練り直して一から作り上げた。喫茶店で出会ったマダム、熱血教師…。「僕の中におるクズをキャラに乗せてやる感じ。人の不幸話を聞いて幸せになって帰っていただければ」と毒を笑いへと昇華させる。

 まずは目の前のライブに全力投球だが、いずれは再びコンビで活躍したい思いもある。出場最終年となった06年のM-1グランプリ。準決勝でネタが全て吹っ飛び、スベッたまま終わったのが心残りなのだという。「りある…の名前も変えたいし」。相方の条件については「自分の身長が1メートル79なので、1メートル75、6の人がいい。経歴も問わないし、普通にツッコミをしてくれればいい。プレーンでいい」と話し、最後にこう付け加えた。「金にきれいな人」。止まることのないボヤキと毒舌エピソード。単独ライブでの「真っ黒」さが運ぶ笑いにも注目だ。

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