長嶋一茂 実は映画少年だった、“結婚促進映画”製作 6月公開

[ 2015年5月15日 05:45 ]

自らの結婚観について語る長嶋一茂 

 タレントで野球解説者の長嶋一茂(49)が、“結婚促進映画”を製作した。

 映画「ハッピーランディング」(監督天野千尋、6月6日から順次公開)で、結婚情報誌「ゼクシィ」(リクルート)と共同で企画した恋愛群像劇。エグゼクティブプロデューサーを務め、俳優として出演もした。作品に込めた思いは、「“結婚したい”と思ってほしい」とシンプルだ。

 7組のカップルや夫婦を中心に繰り広げるドタバタ恋愛劇。主演の中村ゆり(33)、永山たかし(36)の「結婚否定カップル」など、さまざまな境遇にある7組が幸せを追い求める姿を描く。多彩な結婚式のシーンも見どころのひとつだ。

 未婚率上昇に歯止めをかける。日本人の生涯未婚率は年々上昇を続け、現在では50歳時の男性の未婚率は20%、女性も10%を超える。自身は99年に結婚、双子の娘を育てる父親。「結婚が良いものかどうかは僕にも分からない。だけど、大変なことがあるから良いことがある」と力説した。

 高校で野球を始めるまで映画少年だった。「ブルース・リーもロッキーも、007も大好き。中学の頃はよく渋谷の映画館に行ってたよ」。現役引退後、02年公開の「ミスター・ルーキー」で銀幕デビューし、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。08年公開の「ポストマン」では、製作総指揮と主演の2役を務めた。

 「僕はアナログ人間。デジタル時代に、心のつながりを見直そうというテーマもある」という。宣伝手法も選手時代からの知人に丁寧に連絡し、協力を募っている。「映画は口コミが一番強い」と、アナログ的な広がりとヒットに期待している。今月28日に、TOHOシネマズ六本木ヒルズで特別試写会を開催する。

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